
その日も普通に終わると思った引越し現場でした。
朝一番、「おはようございます。○○引越しサービスです!!」
んっ・・・
何か不陰気がぴりぴり・・・
とりあえず、始めない事にはどうしょうもないので、荷物をお聞きしていくと、
んっんっ・・・あぁー、なるほど。
荷物が、電化製品、一つ一つに、【私】、と札を書いて頂いていました。
そう、離婚の引越しで、奥さんのお荷物だけ持って行くのです。
そこへ、旦那さんも奥から出てきまして、
「おい、これは俺が買った。勝手に持っていくな!!」
「なにゆってんの、私が持ってきたやつでしょ!!」
「これも、これも、あっ、これはお前のやろ!!ごみ置いていくな!!」
「こんなしょうもない物、あんたしか買えへんでしょ!!あんたのや」
こうなってしまうと、僕らとしては、手も足も出ない状況です。
僕が、奥様の荷物だけをわかる方がおかしいです。
その間も話は進んで、
「大体、お前が浮気するからやろ!!」
「あんたが浮気って決め付けてるからや!!あんたもやってること一緒やん!!」
「俺は浮気、お前は本気っ!!」
あーあーあー、もう、本当に僕らではどうしょうもない領域に入ってしまいました・・・
というか、本日お引越しできるのでしょうか・・・
僕らは引越しやさん。夫婦(元??)のケンカに入るほど、人間できていません。
「すいません、何かややこしいみたいなので、外で待たせてもらいますね。荷物の話し合いができれば、呼んでください。
今日無理でしたら、日を延ばすこともできますし・・・」
「馬鹿か!!今日中に荷物出してくれんとこっちが困るっ!!」
旦那さん、僕らにも恨みがあるのか・・・
というか、荷物さえ分けてもらえれば、すぐ引越しできますけどぉ・・・
思っていてもそんなこと言えません!!
30分後・・・・
「すいません、用意できましたのでお願いします。お見苦しいところお見せいたしました」
いえいえ、僕ら的には正直、面白かったですよ←これも言えませけど
積み込みも終わったころ、旦那さんが、寄ってきて、
「この荷物持っていく住所教えてくれへん」
旦那さん知らないんですね・・・
きっぱり
「僕らからお教しえすることはできません。すいません。」
奥さんの車の先導で新居に行こうとトラックを動かそうとしたとき、後ろから
「まってくれぇー!!
俺が全部悪いの分かってるから、もどってきてくれぇー!!」
僕らはどうしたものか・・・
でも、奥さんの車に付いていってる以上は奥さんの車が止まるまでトラックは止めれません・・・
奥さんは旦那さんの声が聞こえているのか聞こえていないのか・・・
そのまま車を止めません。
新居について、引越しが終わってもその事は聞けませんでした。
あの時、奥さんが聞こえていたかどうかは今でも謎です。
こんなとこでケンカ?!